休日にやることないしお金もない…夫婦/カップルと独身別の過ごし方

休日、時間はあるけれど「やることがない」「お金もない」と感じてしまうことはありませんか。

そんなとき、ただ時間を持て余してモヤモヤするのではなく、自分に合った「心が満たされる過ごし方」を見つけることが大切です。

ここでは、心理カウンセラーの視点から「夫婦・カップル編」と「独身編」に分けて、誰でも実践しやすい休日の過ごし方をご紹介します。

夫婦・カップル編:お金をかけずに心が近づく休日の過ごし方

一緒に散歩する

近所の公園や川沿いをゆっくり歩くことで、自然と会話が生まれます。

景色を眺めながら歩くと、普段の会話とは違う穏やかなやりとりができ、気持ちもほぐれていきます。

季節の移ろいを感じたり、植物や鳥を観察することで、新鮮な発見や癒しも得られます。

目的地を決めずに「気ままなお散歩」を楽しむと、互いの心も自然と寄り添いやすくなります。

散歩の途中でベンチに座ってゆっくり話す時間を作ったり、簡単な手作りのお弁当を持って出かけると、さらに特別感が増します。

家で「一緒に作る」時間を楽しむ

冷蔵庫の中身で簡単なお菓子や料理を作るのも楽しいものです。

たとえば「お好み焼き」「クレープ」「手作りピザ」など、一緒に手を動かしながら協力することで自然と笑顔が増えます。

料理が完成したら、ちょっとした「おうちレストラン」のようにテーブルを整えて、いつもよりゆっくり食事を味わうのもおすすめです。

また、DIYや簡単なハンドメイド(フォトフレーム作り・アロマキャンドル作りなど)にも一緒に挑戦すると、新しい共同作業の楽しさが広がります。

共同で「未来プラン」を考える

大きな目標でなくてもOKです。

「次の休日はどこに行きたい?」「いつかやりたいことリストを作ろう」など、未来について一緒に話すことで関係性が深まります。

マインドマップやリストを書き出すと、具体的なイメージが膨らみワクワク感も増します。

お互いの「こうしたい」を共有し合うことで、より良いパートナーシップにもつながります。

また、「いつかやりたいこと」に向けた情報収集やプランニングを一緒に行うことで、未来への期待感や仲間意識も高まります。

思い出を振り返る

スマホの写真を見返したり、思い出話をするのも心が温かくなります。

「あの時楽しかったね」と共有することで、お互いの存在を再確認できる時間になります。

アルバムを作ったり、昔の旅行の写真でスライドショーを作ってみると、一緒に笑い合える豊かな時間になります。

また、2人だけのプレイリストや思い出の曲を聴きながら過ごすと、心の距離がぐっと近づきます。

一緒に「おうち映画館」や読書会を開く

家で映画鑑賞をテーマにして、ポップコーンや飲み物を用意し「ミニ映画館気分」にすると特別感が増します。

同じ本を一緒に読んで感想を話し合う「プチ読書会」も心の交流が深まります。

お互いに「感謝カード」を書き合う

普段なかなか言えない「ありがとう」を手書きで伝え合うことで、関係が温かくなります。

メッセージカードやメモ用紙でも十分効果的です。

一緒に「オンラインイベント」に参加する

無料または低価格のオンラインワークショップ、ライブ配信、クイズ大会などを2人で体験するのも楽しいです。

共通の新しい趣味が広がるきっかけにもなります。

独身編:一人でも心が満たされる休日の過ごし方

「小さな贅沢」で自分を癒す

高価なものでなくても構いません。

好きな音楽を流しながらコーヒーを丁寧に淹れる、いつもより少し手間をかけたごはんを作るなど、“自分のために手間をかける”ことで心が満たされます。

お気に入りの入浴剤でゆっくりお風呂に浸かる、肌触りの良いパジャマでのんびり過ごすのも「小さなご褒美」になります。

また、観たかった映画を一人でじっくり観たり、普段は買わないちょっと良いおやつを味わうのも心を潤します。

近所の「行ったことない場所」を探検する

徒歩や自転車圏内で気になっていた場所を訪れてみると、新鮮な刺激が得られます。

公園、図書館、小さなギャラリーなど意外な発見があるかもしれません。

「散歩ついでに知らない道を歩いてみる」「地元の商店街で普段行かないお店に入ってみる」など、ささやかな冒険は気持ちをリフレッシュさせます。

地域のイベントや無料の展示会なども視野に入れると、新たな楽しみが広がります。

手軽な「インプット時間」を作る

図書館で本を借りる、無料のオンライン講座を受ける、家で映画やドキュメンタリーを観るなど、お金をかけずに知識や刺激を得られる方法はたくさんあります。

「自分が好き」「興味がある」と思える内容を選ぶのがポイントです。

また、Podcastやオーディオブックを聴きながら散歩するのも気軽なインプットになります。

自分の「知的好奇心」をくすぐる時間は、心を豊かにしてくれます。

日記をつけたり、学んだことをノートにまとめると達成感も得られます。

「書く・描く」で自分と向き合う

ノートにその日の気持ちや思ったことを書き出す「ジャーナリング」、気軽なお絵描きや塗り絵もリフレッシュ効果があります。

言葉や色を通して自分の内面に向き合う時間は、心を落ち着かせてくれます。

最近感じた嬉しかったこと、感謝したいことを「3つ」書き出す習慣もポジティブな気持ちを育てます。

また、「未来の自分への手紙」を書いてみたり、好きな言葉やフレーズを集めるスクラップ帳作りもおすすめです。

「セルフケアデー」を作る

自宅でネイルケア、スキンケア、ストレッチなど体を労わる時間を意識的に作ることで、自分自身への愛情が高まります。

「夢ノート」や「目標ボード」を作成する

将来やりたいこと、叶えたい夢をノートやボードにまとめることでワクワク感が増します。

雑誌の切り抜きやイラストも使うと楽しく続けられます。

「誰かの役に立つこと」をしてみる

不要品を寄付したり、ボランティア情報を調べたりすることで、人とのつながりや充実感が得られます。

「自分だけでなく誰かのために動く」ことは自己肯定感を高めます。

「やることがない」休日は、自分を整えるチャンス

「何も予定がない」「やることが浮かばない」時は、焦る必要はありません。

むしろ、そんな日は“心と体のメンテナンス日”と捉えてみてください。

  • ゆっくり眠る
  • 深呼吸しながらストレッチをする
  • 好きな香りを嗅ぐ
  • ただぼーっとする

こうした“何もしない”時間も、実はとても大切なのです。

「何もしない日」は脳と心の疲れをリセットする役割も果たします。

忙しさから離れて「無理に生産性を求めない」ことで、本来の自分らしさが回復しやすくなります。

休日は「何かをする」だけでなく「自分を整える日」と考えると、心にゆとりが生まれます。

「やることがない」「お金がない」と悩む休日が、少しでも心地よい時間になりますように。